アレルギー性鼻炎、花粉症(漢方)
水滞(すいたい)の原因
漢方では水の様なサラサラの鼻水やくしゃみが止まらないような状態を水の流れの異常である「水滞」ととらえます。 アレルギー性鼻炎の急性期、花粉症では、これらを共通症状として併せ持つ症状や全身状態によって薬が選ばれます。 水滞の原因は、体質の問題以外、肺、脾、腎との関係が深いと考えます。
漢方薬の治療
症状が出ているとき、即効性がある代表的な薬は、小青竜湯です。粘稠性の鼻水、鼻づまりには辛夷清肺湯や荊芥連翹湯も考えられます。 また、症状がない時期から薬を飲み続けて、症状を起こしにくくなるように体質改善をはかることもあります。 よく使われるのは、玉屏風散、補中益気湯、六君子湯、八味地黄丸などがあります。